会津コロリ三観音について

福島県会津地方には、「会津コロリ三観音」と呼ばれる観音様があります。
この三観音を巡拝すると健康な一生をおくれ、家族に迷惑をかけずに コロリ とあの世に旅立てる言われています。
中田観音(新鶴村)
 中田観音は会津藩主蒲生氏郷以降、代々藩主の祈願所で会津三観音とよばれ、厚い信仰をうけています。
 700年を超える歴史をもつ十一面観世音菩薩と2体の脇侍(地蔵菩薩、不動明王)をしたがえて観音堂に安置されており、国指定重要文化財の指定をうけています。

立木観音堂(会津坂下町)
 会津コロリ三観音、会津三十三観音の一つとして仏教会津の象徴にもなっている石塔山恵隆寺の観音堂は、人々からは親しみを込めて立ち木観音と呼ばれています。
風神、雷神や二十八部衆を従えた巨大な千手観音は鎌倉時代に造られたもので、国の重要文化財に指定されています。

鳥追観音(西会津町)
 大同2年(807年)徳一大師が、坂上田村麻呂の祈願により創立したといわれる「鳥追観音」は開創以来、信仰するものには 影身に沿って守護し、悪事災難はわれ代って受けると仰せられ、子授け、安産、子育て、出世など限りないご慈悲を伝えています。
左甚五郎の作といわれる本堂入り口の隠れ猿の彫り物を三体全部見つけた人には幸運が訪れるといわれています。


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